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2006年11月21日 (火)

トゥインクルレース(3)

厩舎から戻った4人は、怜子の父が用意してくれていた1号スタンドの馬主席へと向かった。怜子の父は須々木達の席も、自分達家族と同じ馬主席を用意していてくれたのだった。至れり尽くせりの対応に須々木以外の3人は緊張気味。まあ、馬主席といっても、一般の指定席と変わらない場所にあるのだが、3人にとっては何もかもが初体験。すっかり舞い上がってしまっていた。

そんな3人の緊張をほぐしてくれたのが須々木だった。「メインへの資金稼ぎにパドック観て、しっかり馬を見ようぜ。」この一言で、席を離れた4人はスタンド上部から1Fに降りて、パドックで出走する各馬を眺めた。慣れない場所からの観戦だったのが、いつもの場所に降りて落ち着いたのか、6Rのパドック診断では4人が一致したネイティブランナーを怜子の父にも推奨。何と全員が馬券を的中してからは、いつもの調子に戻った。

夕暮れから少しずつ夜となり、カクテルライトが輝く時間になり、場内の観客の声もレースを追うごとに大きくなっていく感じの中、刻々とメインレースの時間が近づいて来る。

7時40分、いよいよパドックにメインのブリリアントカップに出走する馬達が現れた。
1番人気はハイセイコー産駒の牝馬クインハイセイコー、2番人気はブルーファイター、3番人気はチャンピオンダイナと続いている。グッドラックは14頭立ての8番人気で、単勝22倍前後を示している。本当に勝てるのか?須々木ですら不安を覚えたのが、パドックでの気合の良さを見て4人ともグッドラックの好走を確信。
 予定通り単勝を1万円購入し、後は各自グッドラックの入った3枠から思い思いの馬券を購入。1番人気のクインハイセイコーの入った1枠との1-3でも20倍あるし、3-3のゾロ目なら130倍の万馬券と好配当を示していた。

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